Experimental crossbreed Live In velvet 20180616

velvetでのライブは久しぶり。
20年来の友人でありvelvetオーナーでありUNKNOWNのヴォーカリストであるトオル君よりお誘いいただいたライブ。私と彼は似ている(と思っている)し、バンドの在り方としても共通点がある。
それは、ある特定のジャンルをやっていた人たちだが特定ジャンルに飽きてしまい、自らのルーツを踏まえた上で自分たちにしか出来ない音楽を模索している点だろう。我がエクスペのルーツにはミクスチャーロックやテクノがありUNKNOWNのルーツにはパンク、ハードコアが大きく横たわっている。しかし両バンドとも現在はその範疇に収まらない音を作っている。なぜにUNKNOWNがそこを目指すのか?私にはわかる(つもり)。両バンドとも開かれた雑食性と誰かの真似ではないオリジナリティがある。
この日のフランスからのゲスト、nanorisk akatsukiとエクスペを対バンさせたい!との事で、そのトオル君より直々のオファー。

当日。17時よりリハーサル。問題点らしい問題点もなくいくつかの確認事項を確認し、リハは終了。王将で食事。

この日は前述のフランスからのnanorisk akatsuki、ベースレスのstripper、嶺南のフュージョンバンド、sscutown、そしてUNKNOWN。個性派バンドが揃っている。

トップで登場のsscutownはマーカス・ミラーのカヴァーを演奏しているとの事。全員の演奏力の高さに驚く。

続いて我がエクスペちゃんは2番手で20時30分ごろより。
「速い曲をやりたい」との私の要望にドラマーは困った顔をするが、そんな事は気にせず選曲。もう1曲ぐらい追加したかったが瞬間最大風速的なイメージで行くべく4曲。有無を言わせないような速さ、強さ、強靭な意思はロックバンドである我々に必須事項。大衆の前で演奏するような曲じゃない危険物でありたい。ちなみにこの日の平均BPMは異例の161.5。自分でも速いなーと思う事多数。
途中でSEの展開を見失い、曲のスタートタイミングを間違えそうになったが慌てて訂正。
古い曲もどんどんリアレンジしている途中だし、Helter-Skelter 21681122と9th ACID BLUESあたりはチェリー在籍時のハードコアな雰囲気からよりエレクトリックに変貌していると自負している。

この日のセットリスト
SE、Belly Of One Pig (Noisefull Day)
1、Helter-Skelter 21681122
2、地下室のメロディ
3、We Will World Wide Weirdo
4、9th ACID BLUES

終了後はnanorisk akatsukiのライブを見る。ステージ上にはドラマー1人だが、ドラムセットに取り付けたトリガーでサンプルを鳴らすシステム。なかなか巧妙に設定されたシステムで、トリガーと叩くドラムとの連動性を聴き分ける事が出来なかった。音源も良かったがこれはライブで体感した方が面白い。

その次はstripper。パンク、グランジの影響下にあるサウンド。ベーシストが不在でヴォーカル、ギタリスト、ドラマーのスリーピース。ギターの出力を分岐させてベースアンプでも鳴らすスタイル。こちらもなかなかサウンドメイクが達者で、パッと聴きベースレスだとは思えないぐらいの音圧。

トリはお馴染みUNKNOWN。
ロックンロールなギターリフにシンプルなダンスビート。暴れて歌う半裸(たまに全裸)のヴォーカリスト、踊るサックス。会場全体を巻き込んでのダンス大会。もはやハードコアやパンクロックとは言えないサウンドだが、どこからかそのニオイを感じる。以前よりも各楽器が聴き取りやすい。ギターの音域に埋もれていたサックスやヴォーカルも明瞭に聴こえてくる。終了後にギターの岩城君に聞いたら「ギターアンプを変えた」との事。ロックンロール・サーカスというイベント名を掲げるバンドだけの事はある。見事!

velvet/UNKNOWNのトオル君、対バンの皆様、来てくださったお客様にありがとうございました!
次回は7月にノーサイドでライブ。お誘いいただいたSTUPID PLOTS山口さん、Sakuaさん、ノーサイドのテツオさん、どうぞよろしくお願いします!

rock’n’roll circus

DATE2018.6.16(Sat)
PLACEvelvet
ARTISTSsscutown/unknown/
stripper(toyohashi)/nanorisk akatsuki(france)
/Experimental crossbreed
OPEN19:00
TICKET1,000

Experimental crossbreed Live In HALL BEE 20180519

いつもの会場である福井ホールビーでのライブは1月以来。今はのんびりと自分たちの音楽をいい意味で普通にやれている気がする。シーンや環境に左右されずに紡ぐべき音を淡々と作り続けている。そしてこれは結構幸せな事だと感じる。この日は親しい出演者が多いが、対バンではあまり一緒にならない人達が殆ど。楽しくやろう。

昼過ぎに会場入りして挨拶を交わし適当にリハ。いつものように全く問題なく終了。
リハ後はメンバーと食事。私は巨大なカツ丼を食べる。ご飯の量で600グラム、カツが8枚との事で総重量は2キロぐらいあるカツ丼だったかも。なかなかキツイ。そんなこんなでスタート時刻の18時になっている。

トップはnearlyequal me。メンバーの皆さんとはいつも親しくさせていただいているがライブを見るのは初。活動も旺盛なNUKEはいつも通りに妙な笑いとパンク~NWが混沌と入り混じっている楽曲を聴かせてくれる。広島からのゲスト槇平れんさんは何度か福井に来ていてその度PAをさせていただいている。まさか対バンとして共演するとは思っても見なかった。

この日のセットリスト
SE、Belly Of One Pig (Noisefull Day)
1、Helter-Skelter 21681122
2、(I’m Not In) Eden
3、We Will World Wide Weirdo
4、Storma

この日の我がエクスペちゃんは4番手で20時より。
曲名こそ結成当時から演奏している曲名だが、内容は初期の頃とはかなり変貌していると思っている。今まであった「感じ」と新しい「感じ」の両方を重要視していたい。私の機材のボリューム設定が何かの弾みで切り替わっていて一瞬戸惑うが中条氏が臨機応変に対応くださり、事故には至らなかった。彩度調整をせねば。

演奏後は他のバンドを見聴きする。
ファイヤートレイラーのきよしさんの新しいバンド、Cannonball Runもかっこよかった。メインヴォーカルがトリンカなつきちゃんだったのが意外。たびたびPAなどを担当させていただく水咲加奈さんをじっくりフロアから聴くのは新鮮だった。the unglazedのメンバーの意欲にはいつも頭が下がる。各メンバーとはいろんな場所で会うがhelveteとしては久しぶり。相当腕を上げていてジャンクな演奏が良かった。

ホールビー中条さん、対バンの皆様、来てくださったお客様にありがとうございました!
次回は7月にノーサイドでライブ。お誘いいただいたSTUPID PLOTS山口さん、ノーサイドのテツオさん、どうぞよろしくお願いします!

Sound Market Vol.232


DATE2018.5.19(Sat)
PLACEHALL BEE
ARTISTS水咲加奈/helvete/the unglazed/槇平れん(広島)/NUKE/nearlyequal me/The Cannonball Run/Experimental crossbreed
OPEN/START17:30/18:00
TICKET1,000

Experimental crossbreed Live In Bar STYLE 20180317

先月2月に決まっていたライブが未曾有の豪雪によりキャンセルとなり、2ヶ月ぶりのライブになったわけだが、何気に初になる越前市内でのライブ。越前市在住であるベースのトタンは約4分で会場に到着というアットホーム感。

会場に到着して企画者である隼人さんにご挨拶。会場は元来バーであるわけで、殆どの音響機材を隼人さんが持ち込んでいる。私も手が空いているので搬入をお手伝いさせていただく。音響機材にかぎらず照明、スモークマシーンまでも所有しているのには驚かされる。近年はこういったDIYな会場が増えているが、簡易的であっても音には細心の注意を払いたいところだ。

その後、隼人さんのPAでリハーサル。いくつか確認すべき点を確認してリハーサルは終了。音も問題は無さそう。そもそも場所やPAなどでライブの出来が左右されるようなバンドはダメだ。どういう環境であっても品質は絶対に保つべき。

この日の我がエクスペちゃんは3番手。自分たちのあとにはtotal feedbackやB52などの轟音ハードコアバンドが予定しているし、それをちょっとだけ意識した選曲。と言っても自分たちの好きな曲しかやらないので誰かの演奏に影響されたりはしないが、ライブイベントを俯瞰で見聴きした時に、こういう流れでバンドが入れ替わるとカッコイイかも・・・とイメージした故にの意識。

この日のセットリスト
SE、Loop Guru2
1、(I’m Not In )Eden
2、地下室のメロディ
3、Monsters From Mars
4、We Will World Wide Weirdo

En、9th ACID BLUES

ダークでジャジーな生演奏主体のトリップホップである「(I’m Not In )Eden」。定番すぎるジャズ・ベースのフレーズだが歪ませまくったエレキベースでそれを演奏すると古臭さは感じなくなる不思議。シャッフルのドラム、若干サイケなオルガンも登場するが、電子音と歪ませたブレイクビーツをループさせているからか、レトロフューチャーとでも呼べそうな音像に仕上がっていると自負している。
続いてはBUCK-TICKのカヴァー「地下室のメロディ」。オリジナルもサイバーでノイジーなボディビートだが、我々のカヴァーはよりモダンにハードにエレクトリックに。展開やBPMはオリジナルに準じているが、ヴォーカルレスなのでパッと聴きカヴァーだとは気が付かない人も多いかも知れない。
「Monsters From Mars」は我々が結成した頃からの曲だが、デヴィッド・ボウイへのアンサーソング。英国ロックに造詣深い方ならタイトルだけでニヤッとしてくれると思う。この曲は私がヴォコーダーでラップ?みたいな歌唱?を行うのだが、歌詞の内容はビーチボーイズやバーズ、ストーンズなどのロックからの引用ばかり。歌詞を公表する事は無いと思うが、それをした場合、ロック大好きオジサンからは怒られるかお褒めいただくかの二択になると思う。楽曲の途中でBPMが倍速になったり元に戻ったりとマニアックなアレンジを施したつもり。一拍だけブレイクするとか演奏面でも難解かも知れない。
本編最後の「We Will World Wide Weirdo」は我々のファーストアルバムが北米でリリースされた頃に作った曲で曲名にその意気込みが反映されている。速くトランシーなリズムとハードでテクニカルなスラップベースの違和感を楽しんでアレンジした曲。もともとベースのトタンはUSオルタナやミクスチャーロックなどをプレイしていたFUZZBOMBSのメンバーだったので、速くバチバチに歪んだスラップ奏法は得意中の得意。この曲でのベースはスラップのみならずエレキベースを使いつつもエフェクトでシンセベースを再現していたり、私のシンセでTB303風のベース音も出しているし、低域はかなり派手。3人の音、全部がユニゾンしているようなそうでもないような不思議な感じもあり、後半に4つ打ちになったと思ったら、楽曲がエンディングに向かってしまう、ちょっと意地悪な趣も。
この日のイベントは各バンドがアンコールとしての「おかわり」コールを受けるというルールになっているとの事で、最後の「9th ACID BLUES」はアンコールとして演奏。200近いBPMのエレクトロニクハードコアナンバー。速いだけではなく、半分のBPMになって重くうねる場面もあるし、途中で1小節だけ関係のないブレイクビーツが入る部分があったりと、この曲もモッシュピープルには意地悪な曲。スーパーマリオで「そこにその落とし穴が有ったら絶対落ちてゲームオーバーするっしょ」的なアレンジを作るのがとても好きな我々。昔この曲でモッシュしているキッズがノリ損ねて吹っ飛んで怪我しているのをステージ上から見た事がある。ギタリストが休業する前は轟音ハードコアギターの後ろにシンセが鳴っているというイメージだったが、休業後はシンセリードを導入してレイヴィな雰囲気もある異形のハイスピードナンバーにしたいと試行錯誤している。今回のライブ中に新しいアレンジを思いついたので近々試してみたい。

このイベントはとても暖かい。隼人さんを筆頭にみんなが純粋に音を楽しんでいる。我々の意地悪な楽曲と展開にも付いて来てくださる。

企画の隼人さん、会場を提供くださったBar STYLEの皆様、対バンの皆様、来てくださったお客様に感謝。次回は9月に野外でのライブイベントが決定しているが詳細は未定。
少し先だがこちらもどうぞよろしくお願いします!